騙(だま)し騙し・・・
超長年、釉薬を掛ける際に使用してきたスプレーガンがついに寿命を迎えた感じです。
スプレーガンの構造はそれほど難しいものではない。
主に使用して摩耗するのは「ニードル弁」と「ノズル」であります。
摩耗すればその部品だけを交換すれば、基本的にはずっと使えるんだけど・・・
もう、それ以外の本体も痛んできて・・・
エアー(空気)の強弱の調整弁、スプリングを締めるためのネジの劣化等々。
YouTubeでは問題なく釉薬を掛けている映像なんだけど、実際はポタポタと液だれを起こしていて、動画ではカットしている部分もあったりしてるんです。
しかし、全く使えない訳でもなく・・・
セコイ私は少々液ダレを起こしていても、騙し騙し使っていた訳です。
この完全に壊れていない状態というのは本当にタチが悪い。
いや・・・本当は液ダレを起こしている段階で壊れていると言うのだが・・・
ま、もうそろそろ年貢の納め時という事で、スプレーガンを二丁、新調する事と致しました。
正直、建物を改装したり、窯を新しくするのに比べれば、とるに足らない出費なのですが、どうにも重い腰は中々上がりませんでした。
もうすぐ還暦を迎えるにあたり・・・
何だかひとつ・・・終わった感が最近強くて・・・(定年もないくせに)(おまけに退職金も無いくせに)
いやいや、まだまだ陶芸は仕事としてやって行くつもりではあるんだけど・・・
昔のように設備投資に借金してとか・・・どんどん新しい機械や道具を導入して・・・っていう意欲と言うか気力というか・・・
そんなものが無くなってしまったような気がします。
これを単に「老化現象」と言うのでしょうか?
いや、年齢だけのせいにして、本当は仕事したくない病なんでしょうか?
新しい作品や企画に挑戦する事に意欲が無くなってきたのでしょうか?
今日のこのヤル気の無さは低気圧のせいなのでしょうか?
困ったものです。
さてさて・・・
歯医者に行って歯茎が腫れていると言うので軽い外科的処置をしてもらいました。
いくつになっても歯茎に注射を打たれるのは嫌なものですね。(注射器を見るだけでビビります)
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