神の領域

陶壁制作のための窯炊きを連続して行っています。

真っ赤になっている窯の内部の光が窯から漏れています。

この時の温度は1220度。

ガス圧調整はもちろんして温度等はコントロールしてるとは言え・・・直接内部を見る事も、もちろん触る事も出来ない神の領域。

もし窯の扉を開けようものなら、超強烈な熱風で大火傷を負ってしまうでしょう。いや、死んでしまうかもしれません。

前のブログでも書いたけど、焼成ありきの陶芸なんだけど・・・

出来る事ならこの焼成作業はしたくない。

やってもせめて500度くらいなら余裕で安心していられる。

窯の中がほんのりと赤くなって、だんだんとオレンジ色が明るく光りだすのと比例して私の気持ちの心配度みたいなのもどんどんと上昇していきます。

特にガス窯の場合、バーナーから出るゴーって言う音が温度上昇(ガス圧上昇)につれて大きくなって、なんだか唸り声や叫びのようにも聞こえ・・・

正直言って・・・怖いです。

焼成だけ誰かに任せて、その間は温泉や旅行なんかに行けたら最高。

その点、生徒さんはこの恐怖は体験せずに、いつのまにか作品が焼けてきているからいいな〜って思います。

つい、先日も生徒さんの作品が焼成中に破損してしまったんだけど・・・

そういう時も責任感じちゃうしね。

私が割った・・・と言うより、火が割ったのにね!笑

さて・・・陶壁制作も9合目まで、いや8合目までは来ました。

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