長年にわたり陶芸にたずさわってきましたが、いまだに私は陶芸の何たるか・・・真髄とでも言ったら良いのでしょうか?
それが全くわかんないんです。
それは陶芸の技術や鑑賞眼、知識、理解力が未熟、もっと言えば歳や経験に比例して成熟していくはずなのに未成熟のままであるからなのでしょうか?
毎回・・・とある陶芸雑誌を読む度に自分の感覚とのズレの大きさに驚愕してしまうのです。
私はある陶芸雑誌を定期的に生徒さんの分もまとめて購入していますが、この雑誌は最近おしゃれになって、楽しく読ませていただいています。
そしてもう一つの陶芸雑誌は親父が定期購読していますので私はその雑誌も毎号読む事ができるんだけど・・・
すみません・・・各号の特集に合わせて学術的?な解説や論説、各作家のプロフィールや抱負を作品と共に紹介しすごくアカデミックな雰囲気漂う本なのです。
毎回私はある意味ムキになって、この本を隅から隅まで読み込みます。
くそつまらない解説文まで全部読みます。
しかし読めば読むほど、自分の感覚や価値観が出版社の感覚と価値観と明らかに違う事を毎回、毎回、毎回、毎回・・ボクシングのパンチのように浴びせられるのです。
それは本のスタイルやベクトルの好き嫌いの問題もあるのかも知れません。
でも、たまに私の読解力や知識の無さがそうさせているんじゃないかと・・・腑に落ちないのは自分のせいではないのか?
もし、理解できないのが私の未熟さ故の事であるなら、もっともっともっと研鑽と経験、勉強を重ねなければいけませんが・・・
30年以上にわたり、現場を経験し、自分なりに陶芸も勉強もしてきてもこの有様ではあと一体何年勉強すれば、この手の本の真の言いたい事を理解できるのでしょうか?
今回も一生懸命に読み終えましたが、ため息しかでませんでした。
まったく面白くありませんでした。
・・・という事で、またまた図書館で借りてきた陶芸以外の本を読んでます。
「97歳の幸福論」笹本恒子著
ちなみに著者の笹本さんは現在103歳でお元気です。すげ〜!
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