ついに窯入れ

陶壁制作もついに釉薬掛けの段階を終え、窯詰めの段階へ。

今回は素焼をせずに全部のパーツは釉薬の生掛けであります。

陶壁と言うのは言わば大きなタタラ板、大きなタイルと言っても良いかも知れないけど・・・

このタタラ板というのは比較的「冷め割れ」しやすい。

素焼きなどすると100枚に一枚くらいの確率で冷め割れが出てくる。

今回の陶壁のパーツは軽く100を超える。

・・・となると、確率の計算から言うと99パーセントは大丈夫でも、1パーセント・・・つまり一枚は割れてしまう計算になる。

これは単に確率の計算でもあるけど、私の長年の陶芸経験から導き出されたもので・・・兎に角大きなタタラ板を沢山焼くと必ず一枚や二枚は失敗するという経験。

獣の出る道は避けて通るという事に尽きるのであります。

陶壁はジグソーパズルと同じで一枚が無くなってしまうと完成しない。

100パーセントが求められる仕事なのであります。

生生地でもコンプレッサーで釉薬をかけるので何とかなる。

しかも片面だけ。

ゆっくり、ゆっくりと窯の温度を上昇させていく方が、素焼きをするよりはより安全な道であると私は判断し今回はすべてこの方法で焼成する事としました。

もう後は神に祈るのみ。

って日頃全く神仏を礼拝していない私に神さまは力を貸してくれるだろうか?

最近、神さまのご機嫌も悪そうだし・・・

兎に角・・・お願い神さま!!!

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