昨日のブログで台風の事を書いたと思ったら、今日は北海道で大きな地震があり大規模な停電等が発生し、お困りになっている方大勢で・・・心よりお見舞い申し上げます。
特に同業者さんの作品が割れたり、工房の被害など・・・お気持ちお察しいたします。
・・・と言って私に何ができるという訳ではなく、ただただ一刻も早い復旧といつもの日常生活に戻れますようお祈り申し上げる次第です。
・・・という事なのですが・・・私は私でいつも通りのブログをあえて綴りたいと思います。
さて・・・夏休みの出張教室の作品の素焼きを行いましたが・・・
一番恐れていた事がおきました。
そう・・・爆発です。
何十人という人を一度に指導する場合、どうしても死角が生まれてしまいます。
特に全くの初心者ではなく、自由制作でぐんぐんと作られる人の作品が割れてしまう場合が多いです。
普段・・・体験教室の場合・・・私はタタラ作り(板作り)を推奨して指導させていただいています。
それには理由があって、素人でも均一の厚みの作品ができ、完成後も使用しやすい作品が出来る事。爆発等のリスクを回避できほぼほぼうまく焼成できる。という事によります。
大勢での教室の場合、指導者は超初心者やうまく作れない人の指導に回らざるを得なく、そこそこ自分でできる人は後回しになってしまう傾向があります。
気が付いた時にはそこそこの人はそこそこの力作が完成していて、制作工程や内部構造など全く把握できてないまま終了。そのまま乾燥して焼成に行く訳です。
これは指導者として大いに反省すべき点なのですが、私は一人しかいないしカミさんと瑞葉ちゃんの三人体制でやってても・・・すべてを把握しきれません。
今まで爆発に至った事は無かったのですが・・・今回は一点だけ素焼きの段階で爆発してしまいました。
現場検証の結果・・・やはりエアポケット(空気の空洞)跡を発見。それが原因となって爆発が起きたと考えられます。
爆発が起きてしまった以上、もう元には戻れません。
せっかく作って頂いたのですが・・・焼き物の宿命として大変申し訳ないのですがあきらめていただくより他ありません。
粉々の飛び散った破片はバーナーの所にも降り注ぎました。
今回、幸いにも爆発した方向が他の作品が無い方向だったのが不幸中の幸いでした。
しかし・・・作者さんのがっかりした顔が浮かんでしまいます。
この手の出来事が起きると・・・何だか焼成の仕方が悪く、私が悪者になった感が半端なく・・・私も同じくらいガッカリです。
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