なんだか久々にアルファベットを使った見出しです。
Change 変化、移り変わり
今年はコロナを機に大きく私の環境も変化しました。
いや・・・変化せざるえなかった・・・と言った方が正しかも。
飲食店、旅行業界の方は言うに及ばず、陶芸家も変化の年であった気がします。
百貨店やギャラリーで個展をしてお客さんに足を運んで頂き、そこで作品を買って頂く・・・というスタイルが今年はできなかったと言っても過言ではありません。
そして全国の陶器市を行脚して生計をたてている作家さんも大打撃の一年であったでしょう。
前から何度もこのブログで書いていますが、そういう作家さんはこのコロナ禍どういう風に過ごして来られたのでしょうか?
幸い私はこの一年・・・「直販」で乗り切りる事が出来ました。
運が良かったのかも知れません。
たまたま、今年はうまくいっただけなのかも知れません。
それが良い、悪いという事ではなく・・・それでもそれなりになって行ったという事の「発見」が大きかった。
この先、まったく百貨店で個展をしないという訳ではありませんが、一年に10回以上個展をやっていた頃に比べると、同じ「陶芸」をやっているにもかかわらず、生活形態が大きく違うし、考え方も大きく変わった。
先日某人気作家がこんな風に発言してたのをネットか何かで小耳に挟んだ。
「え?まだ百貨店で個展をやってるの???」
完全に百貨店で個展をやる事は時代遅れだと言ってる発言です。
私が陶芸を始めた頃は百貨店で個展をやる事が憧れであり目標でありました。
しかし、今では価値観の多様化、時代の変化によりいつのまにか百貨店で個展を開くというのは、逆に古いスタイルになってしまったのでしょうか?
今のトレンドは粉引、鎬(しのぎ)の器を作り、ボーダーのシャツを着てクラフトマーケットで売る事になってしまったのでしょうか?
どこを見ても粉引と鎬(しのぎ)の器、ボーダーシャツに丸メガネにニット帽の人。
あ〜あ・・・
おじさんはよくわかりません。
作家の作家たる所以はやはりオリジナルな作品を作っていくという事なんだけど・・・
どこを見てもどちらを見ても同じような作品を小売店やギャラリーは扱っているし、また作っている人も同じような格好に見えてしまうのは、私に見る目がないのか? 私が時代遅れなのか?私が変人だからでしょうか?
所詮価値観なんてものは相対的なものですから観測者の立ち位置によって変わってきますから、私の意見は正しくもあり、間違っているのであるのでしょう。
私は陶芸しか能がありませんから、この先もずっと陶芸を生業として生きて行かねばなりません。
私はこの先、どこへ向かおうとしているのでしょうか?
そしてこのコロナ・・・どうなっていくのでしょうか?
※今日は写真が無いので先日食べたステーキの写真を載せておきます。あはは
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