NHK連続テレビ小説「スカーレット」がようやく最終回を迎え終わりました。
普段はまったく朝ドラというのを見ない生活なんだけど、今回だけは「陶芸」をテーマにしていると言うので毎朝見てました。(見れなかった時は録画して見た)
陶芸という事で市内に住んでいる陶芸家の方々も見ているとの事で、これを機会に一大陶芸ブームが巻き起こってくれると嬉しいな〜・・・なんてみんな口々にそう言っていました。
これから書く事はあくまで私の個人的感想なのでツッコミは無しでお願いしたい。
個人的視聴者の読書感想文ならぬ視聴感想文だと思って下さい。
ネタバレがあるのでまだ放送を見てない人はこの先は読まないでください。
さて・・・
全体として面白かったか?と言われると「う〜ん・・・」というのが正直な感想です。
出演している役者さん達はどの方も素晴らしいのですが、最後の最後まで脚本が好きになれませんでした。
自分が陶芸家だから細かい所のツッコミはあるにせよ、(酸化の電気窯から還元焼成の辰砂釉の皿が出てきたり)・・・そんな事はドラマの進行上そんなに気にしませんでしたが・・・
主人公の強い性格が私にはキツイ性格に感じてしまっていたし、弟子の女の子の登場意味も良く分かりません。別れた旦那が気軽に元に戻ってきて普通にひょうひょうとしているのも理解し難く・・・
また、息子が病気で死んでしまう必要性が全く理解できませんでした。
たぶん、モデルとなる女性陶芸家さんの半生を基本にしての脚本だったのでしょうか?
弟子との不倫や息子の病死はモデルとされている方の実話のようですので・・だとするともう途中からストーリーの結末がわかってしまい・・・先が分かっているドラマほど面白くないものはありませんでした。
まあ、弟子との不倫は流石に朝ドラなので、弟子が自ら去って行ったという設定でしたが、「いつ離婚するんだろう?」「いつ息子は死ぬんだろう?」そんな風に毎朝見ているドラマは正直言って楽しい感じではなかったですし、実際に息子さんは最後に死んでしまう。
途中から「もう、早く最終回にならないかな?」と思ってしまっている自分がいたし、うちの陶芸教室の生徒さんも口を揃えて「面白くない」と言ってましたからね。
どうしてモデルとなった女性陶芸家さんの半生を忠実にストーリーに盛り込まなければならなかったのか?
できればもっと違う完全新作のストーリーにして欲しかった。
欲を言うなら、もっと「陶芸」について深掘りした内容にして欲しかったです。
見ている人はほとんどが陶芸は素人。
もっと土やら炎やら釉薬やらの知識を増やすような内容。「へ〜?そうなんだ!」って思える陶芸ドラマにして欲しかった。
そして私も陶芸やってみたいと思えるような風にもして欲しかったな〜!
私が陶芸をやっていない人だったら、今回のドラマを見た後に陶芸やりたいとは思わなかっただろうな。きっと。
それでも朝ドラを見続けたのは今回出演している役者さんの個性がそれぞれ面白かったから・・・のみです。
・・・と今回私個人の感想を書きました。
かなり否定的に書いてしまいました。これはこの朝ドラが終わった時には正直に感想を書こうと決めて見てましたので、嘘を書いても仕方ありません。
「いや〜・・すごく良かったです」という人ももちろんいると思いますが、私は正直に感想を書きました。皆さんはどう思いましたか?
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