常治・・・
NHKの朝ドラ 「スカーレット」に出てくる主人公、喜美子の「お父ちゃん」である。
ま、ほとんどの人があまり好感を持てない人物に映っているに違いない。何一つ良い所のないお父ちゃん役・常治を演じている北村一輝さん、ほんとお疲れ様です。
主人公・喜美子が陶芸家志望の男(八郎)と結婚したいと常治に言うと常治は八郎に陶芸家になる夢は捨てて定職に就き続けて喜美子を幸せにしろと言う。陶芸がしたければ仕事以外でやれば良いと諭す。
まあ、常治がそれを言う資格があるか?どうかは別にしても常治の言っている事は正解ではないにしてもまるっきり外れている訳でもない。
・・・と言うのも人生なんてどちらに転ぼうが「何とかなる」類のものだからね。
以前から言ってるけど陶芸家というのは定義がある訳ではないんよ。
大学の先生しながらの人もいれば、バイトしながらの人もいるし、旦那や女房の稼ぎでやってる人もいるし、陶芸の先生やりながらの人もいるし、常治の言う作家とは別に窯業をやりつつ、それ以外で自分の作品を作っている人も堂々と「陶芸家」と名乗ってるし。
スタイルなんて千差万別で・・・自分の作りたい物が作れるならそれで良いじゃんって思う訳です。
ただ・・・作りたい物を作るにせよ、自分の生き方を貫くにしろ・・・金は要る。
貧乏、不安定・・・
常治が八郎に陶芸家になる事をやめるように諭すのを誰が非難できようか?
娘の将来を案じる親の気持ちは十分理解できる。
断っておくが、陶芸家になる事を否定的に言うつもりはないし、やりたければ自分の生き方を貫くことも自由ではあるが、破天荒に生きてきた常治が娘の事になるとえらくまともな言葉を放ったのには正直ビックリしたな〜。
ま、ドラマの話だから面白ければそれで良いんだけど、ドラマでない実生活の陶芸家はドラマ以上に毎日がアドベンチャーですぞ。八郎君! あはは (意味深)
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