自由の主張の履き違え

今名古屋で行われている3年に一度の大きな美術展が開かれていて、そこで某作品の展示が元となり作品展示が中止になってしまったという事例が起きてしまいましたね。

勿論世の中にはそれに「賛成」「反対」の意見が存在する訳なんだけど・・・

今一度、よく考えて欲しいと思う訳なのよん。

世の中って流動的であり、価値観って時代によって変わるのね。

そして暗黙のルールみたいなのも時代によって変わる。

いくら自由なアートの表現って言ってみた所であくまでそれは今ある人間社会の常識やルール、マナーの範囲内での話。

「表現の自由の弾圧だ!」とか言ってる人もいるけど、そもそも本当の弾圧なら「表現の自由だ!」などと口に出す事すらできない。

「我々は表現の自由を求める!」って叫んでみてもフランス革命の時代背景じゃない。

アートの表現よって世の中にメスを入れる・・・というのは全く間違っていないし、問題を掘り起こしたり人々に訴えたりという事はそれで良いと思うけど・・・

今の社会、だからと言って何でもかんでもOKという訳ではない事にいい加減に気が付かないといけない。

アートの名を借りた「活動」をやれ芸術だ、表現の自由だ・・・と言うのは今の時代では一考しなければならない。

特に大きな会場で不特定多数の人が見に来るような場所では特にその事に配慮すべきである。

自由というのは制限がないと思っている人がほとんどかも知れないが、真の自由というのは色々な制限があっての事であり、そこには思慮や配慮が求められるのであります。

※ 昔から「アート」の定義がよくわかりません。象が書いた絵もアートとか言い出すとなるともはや宗教もビジネスも政治もアートの範疇に入ってくるのかな?

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