先日、名古屋にある老舗百貨店「丸栄」が来年6月に閉店するというニュースが流れました。
実は来年秋に丸栄にて個展の予定をしていたんだけど、開催はほぼ・・いや、完全に絶望的となりました。
写真は前回の丸栄での個展の様子。
先日、近鉄百貨店・四日市店にて開催させていた四日市萬古作家協会のグループ展も、当初は大画廊で開かれる予定だったのが、急遽大画廊は閉鎖。
売り場を移動し、画廊ではなくアートスペースという形で大幅に売り場面積を縮小。
小さいスペースにて11人の作品を並べる事となり、結果作家一人あたり座布団一枚分の広さしかなかった。
ついに四日市の百貨店から画廊は消滅しました。
私が今まで各地の百貨店の美術画廊にて個展をさせていただきましたが、そのほとんどが現状では無くなっているか、規模を縮小しています。
大画廊、中画廊、小画廊があり・・・
大画廊では人間国宝や文化勲章クラスの作家や有名物故作家。
中画廊では中堅作家。
小画廊では若手、無名作家。
そんな夢のような売り場形態が存在したのはバブル期だけ。
バブル崩壊後・・・デフレの20年ほどの間に美術を取り巻く環境、そして百貨店を取り巻く環境が激変しました。
百貨店に行くのに「よそ行き」の格好で行ったのは、もう歴史の教科書に載るほどに昔の事になりました。
私が陶芸を始めた頃・・・今から約33年前・・・
百貨店の美術画廊で個展を開く事こそが、陶芸家の理想像と私個人は思っていました。
続く
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