粘土の気持ち

荒い粘土に手のひらのせて〜♩
黙って見ている白い土〜♩
粘土はなんにも言わないけれど
粘土の気持ちはよくわかる〜♩
粘土・・可愛や、可愛や粘土〜〜♩

・・・これ、元の歌を知らないと、何を急に言い出したのかと思うよね。

「自分が土になった気持ちでお願いします」

・・・ってたまに生徒さんに言っちゃうんだよね。

例えば、ロクロ作業をしている時に、土殺しの工程があるんだけど・・・

これは粘土を上下に伸ばしたり縮めたりする事なんだけど、あまりに力を入れすぎると土が途中で切れちゃったりするんですよ。

だから土を徐々に伸ばしていく時に土が「イタイ!イタイ!もう切れちゃうよ〜」ってかならず言ってますので、その声無き声を聞いてあげてください。

もし、聞こえなかった場合は自分が土になったつもりでやれば、どういう風に土を伸ばしたら一番気持ち良いかがわかると思うよ。

ひも作りでの作業の時も同じ。

乾燥した手で長時間こねくり回していると、だんだんと土が乾燥してきて、固くなりバリバリにヒビが入ってきます。

「お〜い・・水分が足りないぞ〜!」って必ず土が叫んでいますので、その声を聞くか、土になった気持ちで対処して下さい。

な〜んてカッコつけて文章を書いていますが、いまだに土の声を聞きもらす事があります。それでもまだ土の気持ちを理解するのは、人間のそれに比べれば全然簡単です。

正直・・・人間ほど取り扱いが難しいモノはありませんね。

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