斜陽産業

先日YouTube動画をアップしましたが・・・

正直言って最近動画を作るのが大変で、更新期間もだんだんと伸びていってます。

たった13分の動画を作るのにカット割りが164。

いや・・・別に誰に頼まれて始めたYouTubeではないんですけど・・・

正直シンドくなってきました。

みんなYouTubeを始めたは良いが途中でやめていく気持ちはよくわかります。

さて、今回作ったのは織部の器だったのですが、この釉薬を購入している某釉薬屋さんが近い将来、会社をたたむと言うのです。

この釉薬屋さんは67歳の方が一人でやってみえて、後継者もなし。

それに加えいつも陶芸材料を購入している某会社さえもここ数年でしめるみたい。

私は別に窯業や陶芸を人気のない職業とか儲からない職業とかディスるつもりは毛頭ありません。

ただ、事実は事実として現実を受け入れる事は必要です。

こんな状況下でも儲けてる陶芸家、儲かっていない陶芸家、それぞれいるでしょう。

そんな事はどうでも良いのです。

こと、四日市の事を書けば確実に窯業は斜陽産業と呼ばれても仕方のない状況下です。

これは事実です。

ここ10年ほどで廃業した製陶所、陶芸家は四日市ではかなりの数に及びます。

生産者のみならず、問屋さん、陶器仲買業の数も激減しました。

窯業地としての四日市の規模は小さくなる一方です。

四日市に伝わる伝統技法の一つに型萬古というのがありますが、その技法の存続も危ない状態です。

そこで来週はその型萬古を使っての急須制作動画を撮ろうと思っています。

今回は私が制作するのではなく、その道のプロに制作してもらって私が映像を撮るというパターンになると思います。

せめてYouTube等に映像を残しておけば型さえ残っていれば後日に誰かが作る時に大変参考になる事は必至です。

せめてコロナだけでも沈静化してイベント等くらいは再開して少しでも活気を取り戻したい四日市なのでありました。

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