室伏先生の訃報を知ってからここ二、三日は色々と考えてしまう日々でした。
信長の・・・
「人間50年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」
の言葉じゃないけど、50歳を超えた時点で「死」と言うのを考えさせられてしまう。
まあ、信長の時代とは違い今は「人生100年時代」と言われているから50歳で老いを語ったり死を意識するのは若干早いのかも知れないけど・・・
それでもやはり、どんどん知人や友人が亡くなっていくたびに、若い頃よりはずっと「死」について考えたり意識したりしてしまう。
もちろん、意識しようがしまいが人間の死亡する確率は100パーセント。
死なない人はいないわけだから、心配しても仕方ない事は分かっていながらも死に対しての恐怖や恐れが無い人もこれまた皆無だと思う。
裕次郎や美空ひばりが52歳で亡くなっている事を考えれば、自分は彼らより長生きできていると思うけど・・・
彼らが歴史に残した偉大な業績の事を考えると何も大した事をやってない自分が無力に思えたり、「何やってんだ?俺」と思わず突っ込みたくもなってしまう。
同じ陶芸家として室伏先生は私よりずっと志高く将来の練り込み業界についてビジョンを語っておられたのに対し・・・私はというと毎日を楽しく可笑しく過ごす事に重点を置いて、のほほんと過ごしていて・・・
「あ〜・・このままじゃダメだ。もっと人生に対して真剣に向き合わねば!」っていつも思うんだけど、友人や生徒さん達とビールでも飲んだら・・・
「ま、いいか〜!兎に角難しい事は後回しで今夜は飲もう」ってな事ばかり。
自分を恥じ入る事ばかりです。
清く正しく美しく!
・・・・でも・・・でもね・・・
ここ2、3年・・・今後の人生の生き方について考えに考えて出した結論が・・・
「毎日を楽しく可笑しく過ごすのが一番良いのではないか!」という事だったんだよな〜!
昨日も歯医者に行って口の中をガシャガシャといじられて「うわぁ〜、ヤダヤダ」と思えるのも生きているからこそだと思えば、そんな事は取るに足らない事なんだよね。
※今回の窯は皿が多かった。
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