教室の先生をしてると生徒さんが「もう陶芸に興味が無くなってきたな〜〜!」って言うのが手に取るようにわかります。
ある意味、先生をやっていて1番悲しく、無力に感じる瞬間です。
もちろん、興味が無くなる理由は色々あるのですが、如何なる理由にせよ私にはどうする力もありませんし、ただいなくなる生徒さんの背中をお見送りするだけです。
陶芸教室の場合・・義務教育ではありませんから、来たい人だけ、やる気のある人だけの集団のはずなのですが・・・
人間ですから途中で陶芸に飽きてきたり、不向きだと悟ったり、先生の事がキライになったり、そりが合わない生徒さんがいたり、家庭の事情や健康上の事情、大人の事情・・・・
そういう様々な事情がどんどんと大きなウエイトを占めていく途中経過において、悲しいかな先生はその心情を察知してしまうのです。
気がない人に教えるのは先生にとってもかなりシンドイ事です。
だからこそ、逆に言うとやる気がない事は先生にすぐに見透かされてしまってます。
後は・・・やる気がなくなった人が去って行くのをただただお見送りするだけです。
どれだけ長く通っていただいていても私はお引き止めする事は一切致しません。
去る者は追わず来る者は拒まずです。
ですから、その瞬間が如何にも寂しく、無力感に襲われるわけですね。
人生は無常。
人の流れもまた川の水が流れるが如き・・・
陶芸教室・・・いや、陶芸家人生もこの先どういう風になっていくのやら・・・
秋深くなってくるとこんな私でも色々と物思いにふけるのでありました。
おしまい。
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