ガラスの実験

今まで陶器とガラスを一緒に焼く事が何回もあって、よく知られているのは灰皿の底の部分なんかに緑色のガラスを敷き詰めてあって貫入がバリバリと入っている作品ね。

まあ、適当に色付きのワインボトルを粉々に割ってその破片を作品に入れて約1200度で普段の焼成と同じように焼けば完全に溶けて出てくるんだけど、とにかくガラスと土の収縮率の違いから必ずバリバリと・・もしくは地割れのようなひび割れが入ってしまう。

それとワインボトルによって、色がうまく出たり出なかったりでした。

そもそも、釉薬の研究をしていて途中から「釉薬はガラスと同じ」と感じた人が実際に陶芸家からガラス作家へと転身した人を私は知っています。

さて・・1200度での温度なら完全にガラスは溶けるけど、実際にはどれくらいの温度からガラスが溶け始めているのかはわたしは全く知らない。

ひょっとしていつもの上絵付けの温度ですでに溶けているんじゃないか?って思って実験してみた結果・・・

ガラス粒が少し溶け始めて形が丸くなって、しかも底にくっついている状態。ちなみに温度は790度。

これひょっとして800度だったら完全に溶けるだろうか!?

・・・っていうか、これはこれで面白いけど(爆)

七宝焼きの温度が800度〜850度とされているのでもう少し温度をあげれば、溶けると思われるけど・・・

実は次回作る作品は同時に上絵付けもしたいと思っているんだよね。

やっぱり本焼き(1220度)と一緒に焼いてしまおうか?でも何だか高温で焼く色がちょっと変色するような気もするし・・・七宝焼きみたいな綺麗な色をキープするには温度を上げすぎるとやっぱりダメなのかな〜?

う〜ん・・・これもまた実験するしかないよね。

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