炭化と織部

久々に陶芸ネタ。

生徒さんの作品。

まずは炭化焼成の箸置き。今回は赤っぽく焼き上がりました。
炭化焼成の場合、サヤの中は還元ですが、窯は酸化焼成です。

そして織部の皿。

織部は窯から焼き上がった時は金属被膜があるので希釈した酢液につけて膜を落とし、天日で干して完成!

自分で言うのも何だけど、うちで焼く織部は本当にきれい。

これは、土と釉薬、窯の相性がピッタリ合っているからなんです。

土の色が白すぎると明るい織部になるんだけど、やはり織部は深みのある色の方が私個人的には好き。かと言って鉄分が多いと暗すぎる。

また、完全酸化焼成ではなく、ちょっぴり還元炎(この場合、中性炎と言うのが的確か?)が入ると織部の色に深みが出ます。

もちろん還元をかけすぎると赤くなってしまいます。

今回は酸化焼成の窯でしたが、ガス窯なのですが自動焼成装置がついています。

しかしながら、毎回微妙に焼き上がりが違います。

それは窯の中に詰める作品量や風が吹いた時の煙突の吸い上げ量、湿度など・・・毎回同じ温度の上げ方をしても同じにはなりません。

陶芸は・・・難しいですね・・・って今更何を言っているのでしょう?!

とほほ

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