たれをかも・・・

百人一首でみずからの高齢を詠んだ歌といえば、
藤原興風(ふじわらのおきかぜ)のこの歌。

「たれをかも知る人にせむ 高砂の松もむかしの友ならなくに」

私の中で百人一首の中でこの歌は上位に来る歌です。

自分が高齢になり友人知人はみんな死んでいった。高砂の松は長寿だけど友人ではないし・・

ってな感じの歌なんだけどね。

ま、寂しい歌ではあるよね。

寂しい歌なんだけど、物理的法則の無常さを人間の心情に照らし合わせた秀逸な歌だと思うわけよ。

今夜はある方の通夜に参列しました。

齢91歳の私の親父のいとこなんだけど・・・同じ町内に住んでいて昔からのお付き合いのある方で私は遠い親戚という立場と自治会長という2つの立場で通夜に参列したわけなんです。

通夜が終わり一族郎党が集い酒を交わすのですが、もう私の親父と話をする人達がほとんでいないんです。

今まで一族の通夜で酒を飲んで騒いでいた親父と付き合いのある年齢の近い人達はすでに他界するか体のコンディションが悪く通夜の席に出席して来ないんです。

まさしくこの歌と同じ状況なんですよ。

今回亡くなられた方は77歳。

それでも親父より14歳も若い。

今のご時世、まだまだ若いですね。

本来なら私の親父の通夜で率先して酒を飲むべき方なんですよ。

長生きの「めでたさ」と「悲しさ」を痛感した夜でした。

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