かつて1人の生徒さんが私の陶芸教室にいました。
Nさんは京都大学を出ていて、四日市の某一流会社に就職していました。
そんな彼がその会社を辞めて東京に行って新しい事業をやりたいと言っていたのです。
当時、私はあまりその事について賛成はしていませんでした。
安定した職を辞して、今後どうなるかわからない仕事を始める事について
かなり懐疑的と言うか・・・
そもそも私は悲観主義者であり、現状や変化を嫌う傾向が強いんです。
そんな私の意見を参考にせず、彼は東京に行き新しい事業を始めたのです。
時が流れ十数年が経過し、今彼は従業員が100人くらいの会社を作り上げました。
すごいです。尊敬しちゃいます。
それに引き換え私は・・・と言うと・・・
田舎で細々と陶芸家として昔と変わらず過ごしています。
弟子が増えたわけでもなく、工房が大きくなったワケでもなく、売上が倍になった
ワケでもありません。
変化を嫌う私は、その通りに変化が無く今に至ってます。
その彼が先日、東京から工房に遊びに来てくれて一緒に食事をしました。
色々と刺激的なお話を聞く事ができ、私も何かしら変化しないと・・・

・・・と思いつつも・・・・
毎晩、美味しいビールが飲めればそれで十分!という・・・
何ともあきらめのようにも聞こえるのですが、自分としては今から自社ビルを建てよう
・・・とも思わないし、今から出世を考える歳でも無いし・・・
ま、今後はゆっくりと生きようと思っていますが・・・私の事よりも
彼の出世と言うか、成功者としての彼は本当に眩しく見えました。
人生ってやる気があれば何とかなっていくもんなんですね。
一代で会社を起こすって一部の特別な人だけがやる事だと思っていたんだけど
身近にいて、私は幸運にもその過程を見させて頂く事ができました。
人生が2度あれば、彼の生き方を参考にさせて頂こうかとも思うけれども
今となっては、残りの人生、私流に生きるしかありません。
・・・って言うか・・・ビールが毎日美味しく飲めるのが1番だと
さらに最近強く思うようになりました。笑